ひびまみ

フリーランス英日/日英翻訳者「まみ」のインドアライフ♪

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モモ 



ミヒャエル・エンデ 著の「モモ」を読みました。
ある日、とある町の端っこの円形劇場に女の子がやってきて、そこに住み始めた。彼女の名前は「モモ」といい、彼女のすることといえばただひとつ、話を聞くこと。そして、そこに暮らし始めたモモを受け入れ始めた町の人々は、いつしかモモに話を聞いてもらいに行き、困っている人には「モモのところに行ってごらん」とすすめるように。そんな彼らの子供達は、やはりモモのいる円形劇場に集い、想像力豊かに自分達ならではの遊びを創り出す、楽しい毎日だった。

ところがそんな平和な町に、灰色の男達がやってくる。彼らはその町に暮らす大人達に、「今から時間を倹約し、その分を時間貯蓄銀行に貯蓄し、その貯蓄時間+利子を年を取ってから受け取り、それを自由に使う生活はいかがか?」と半ば強引に契約に持ち込む。なんとなく今の生活に満足していない大人達は、いともあっけなくその話に乗り、あくせくと時間の倹約を始めるが・・・

灰色の男達が「時間貯蓄銀行の営業」だなんてのは真っ赤な嘘で、彼らは時間を糧として生き延びる「時間泥棒」だった。預けた時間は時間泥棒の生命を延ばすだけで、もちろん戻ってきたりはしない。でも、銀行と契約をした(と思っている)大人達は、自分の未来に良かれと信じ、何事にも効率を重んじながら一心不乱に働き、ついには家族も友達も眼中に無い「仕事人間」になってしまう。そしてそんな大人達を親に持つ子供達は、大人が自分らに対してどんどん冷たくなっていくことを非常に敏感に感じながらも、「将来のために」と時間の倹約と勉学の日々を強いられていた。

ある日、モモのところにも時間泥棒がやってくるが、モモは彼らの話に全くのらない。彼らはそんなモモを脅威と感じ、モモを追い始める。モモを追う時間泥棒と、友達を取り返そうと奔走するモモ。モモは無事、盗まれた時間とともに、失いかけた友達を取り戻すことができるのか。

  


何かに追われるように毎日大急ぎですよね。1日には24時間しかないから、できるだけ効率良くコトを運びたい。ガツガツと日々の「やることリスト」をこなし、よーく考えればこんなにチャキチャキ頑張っているのに、その分どこかで時間に余裕が生まれるかというと全然そんなことはなく(逆に忙しさに拍車がかかっているような!?)、いつだって焦り気味で心にも余裕が無い。

いや、頭では、分かってるんですよね。

「時間をケチケチすることで、ほんとうはぜんぜんべつのなにかをケチケチしているということには、だれひとり気がついていないようでした。[中略] けれど時間とは、いきるということ、そのものなのです。そして人のいのちは心を住みかとしているのです。人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそっていくのです(本書より引用)。」

・・・みたいなこと。

気が付かないうちに私達、時間泥棒に出会っちゃったんですかね?
なんか、契約しちゃったんですかね?

先日、この本を読みながらふと思いました。

朝起きたらいいお天気で、「今日は何しようかな~♪」なんて思えたのはいつが最後のことだろうって。いつだって寝る前の一仕事は明日のやることリスト作り。いつだって朝一番の仕事は今日のやることリストの確認。そんな毎日をひたすら続けてしまったなあ、と。そしてそれが当たり前になってしまったなあ、と。

だからといって、時間や心に余裕を生み出す術は、見つかりませんです、はい。

これまでも、今も、これからも、それって自分の中で課題であり続けるのだろうなって思うんです。

正直、「モモ」を読んでも、その課題への答えは見つからないと思います。でも、読むことでその課題の存在を再確認できるかな、と思います。課題を認識するのとそうでないのとでは、ものの考え方もチラっと変わってくるのではないだろうか・・・

・・・と、自分に期待してるんですけどね。どうなりますかね。

児童文学というカテゴリの「モモ」なんですが、大人が読んでもしっかり心に響く、良い本なのではと思いました^^

カテゴリ: 読書/映画鑑賞

テーマ: 読書感想文 - ジャンル: 小説・文学

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Posted on 2009/10/30 Fri. 00:00    TB: --    CM: --

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