ひびまみ

フリーランス英日/日英翻訳者「まみ」のインドアライフ♪

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蒼穹の昴 



浅田次郎著の「蒼穹の昴」を読みました。

「この物語を書くために私は小説家になった」という同氏が綴る、中国・清朝末期 (映画「ラストエンペラー」の直前の時代) のストーリー。文庫本4冊組、一気読みのおもしろさです!
清朝末期、西太后 の時代。

貧しい家の出身「春児(チュンル)」は『汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう』という占い師の予言を信じて宦官となり、ついには西太后の側近に。そして、春児の幼馴染で兄貴分の「文秀(ウェンシウ)」は、科挙に合格した後進士となり、ついには西太后と対立するもう1人の皇帝光緒帝の側近に。清朝が滅亡への道を歩むなか、2人はそれぞれの政治的・人的手腕を発揮しながら、自らが信じる「自分の運命」を背負って力強く生きていきます。

もちろん中国の話ではありますが、その時代の中国に駐在する各国の新聞記者を登場させることで中国とその他諸国との関係も分りやすく描かれていて、時代背景が理解しやすく構成されています。

物語全体を通じて多くの権力者の思惑が交錯し続けるので、緊張感のあるストーリー展開が楽しめます。そして、私はその緊張感が非常に気に入っていたのですが、1つ「うーん、残念っ」と個人的に思ったのは、その緊張感を台無し(言いすぎ?)にしてしまう浅田次郎作品ならではの「ほっこり作戦」(←勝手に名前付けちゃいました)が随所に展開されていたことです。もしかしたら歴史小説が苦手な人でも楽しめるように、という配慮だったのかもしれませんが、さっきまで緊張感タップリにいかにも歴史小説っぽい言葉遣いで話していた登場人物が、次の瞬間突然くだけた感じ(私たちが普段会話してる感じ?)で話し出しちゃったりして、ちょっと「あららら?」だったのです。最後までピィーンと張った感じの演出だったらもっと楽しめたなあ~。

と、言いたい放題ではありますが、物語全体としては面白かったです!

その当時中国で行われていたこと(科挙の試験とか)を知ることもできたし、登場人物それぞれが運命に翻弄されたり運命を自らの手で切り開いていったりする様子は読んでいて目が離せませんでした。もちろん「ここが泣き所で~す!!」みたいな浅田ワールドならではの「泣き所フラグ(?)」もたくさんありましたが(笑)、それを差し引いても「読んでよかった!」と思える壮大なストーリーでした(^^)。

カテゴリ: 読書/映画鑑賞

テーマ: 読書感想文 - ジャンル: 小説・文学

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Posted on 2007/03/09 Fri. 12:17    TB: --    CM: --

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