ひびまみ

フリーランス英日/日英翻訳者「まみ」のインドアライフ♪

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玉蘭 



桐野 夏生 著の「玉蘭」を読みました。

田舎から上京し女性編集者として張り詰めた毎日を送っていた「有子」は、そんな生活に疲れ、キャリアも当時付き合っていた医師「松村」も何もかも捨て、逃げるように上海のとある大学に留学する。ある夏の日の夜、寮の自室で有子は、70年ほど前に広東や上海で生活し、その後失踪されたとする自身の大伯父「質(ただし)」の幽霊と遭遇する。それを機に有子は、父親から送られてきた質著の日記「トラブル」を興味本位で読み始める・・・。

  


物語は、現代の上海で大学の日本人社会という閉ざされた世界で、さらに自分をすり減らしていく有子とその周囲の日本人留学生との関係や、なかなか断ち切ることのできない松村への思いが綴られる一方で、70年前の上海で展開する質とその内縁の妻「浪子」とのストーリーが交互に綴られていきます。どちらのストーリーにおいても、打算的で、それでいて直感的で、時に情熱的でありながら時に極めて冷静で、そして必死で逞しい愛の様子がとめどなく綴られていきます。強い閉塞感を伴ったまま、暗く強く流れていく登場人物の物語に、「ああ、また桐野作品を読んでいるのだなぁ」と思わずしみじみ。

で、2つのストーリーが交互にそれぞれの目線で語られていくわけですが、本のページも残り少なくなり、「これっていったい、どうなるの? まさかこのまま終わっちゃったりするの?」などと一瞬心配に。と思った直後、最後の最後に突然2つのストーリーが交錯し、交錯したまま加速していきました。なんとなく、昼寝しているところを突然肩を強く揺さぶられて無理やり起こされたような、そんな感じ。

途中というかかなり後半部分までは、「ふーん・・・」って思いながら読んでましたが、最後読み終えてみたら、「なんか読み応えあったなぁ」という感想になっていました。不思議(^^)。

面白かったのかなぁ。うん、面白かったと思う!

カテゴリ: 読書/映画鑑賞

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Posted on 2009/02/01 Sun. 12:27    TB: --    CM: --

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