ひびまみ

フリーランス英日/日英翻訳者「まみ」のインドアライフ♪

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廃用身 



久坂部 羊 著 の「廃用身」を読みました。

老人介護。
介護する方もされる方も高齢化する時代、必要なのはリハビリ? それとも「Aケア」??
以前から老人介護に関心があったという医師漆原は、神戸で高齢者を対象をしたデイケア施設をオープンさせる。高齢者の中には「廃用身」、つまり、多様な理由で麻痺してしまい、回復する見込みの無い手足を持つ者が多く、漆原はこれらの手足が介護者にも被介護者にも負担を与えていることに徐々に気付く。

手足は回復しない、しかし硬直したり予期せぬ動きをしたりして高齢者を苦しめ介護の負担や妨げになっている。それならいっそ、もし、廃用身が無くなってしまえば・・・・

従業員やデイケア利用者からの信頼が厚かった漆原は、「廃用身切断」という治療法を提案し支持を得て、ついに切断治療の開始に踏み切る。切断を英語でamputation(アンピュテーション)と呼ぶことから、「切断治療」はその頭文字を取って「Aケア」と名付けられ、施設では「Aケア」を受ける高齢者がゆっくりと増えて行く。

これまで負担になっていた廃用身が取り除かれ体重も軽減したことから、介護する側の負担も軽くなり、順調な滑り出しかと思われたが、デイケアに集う高齢者に手足が無い者が増えるに従って世間の注目が集まり始め、やがて漆原とデイケアはマスコミの餌食に・・・。


とにかく、とにかく面白い本でした。そうとしか表現できない自分の文章能力が悲しいくらい、面白かったです! この本の著者自身が医師ということもあって、デイケア内の出来事は特に、フィクションなんだかノンフィクションなんだか一瞬混乱してしまいそうになる程のリアリティです。ゾクゾクします。

医療サスペンス(と言っていいのかな?)としての面白さはもちろん強烈でしたが、それと同時に、近い将来発生すると思われる様々な老人介護問題についても、多くを考えさせられる作品でした。

カテゴリ: 読書/映画鑑賞

テーマ: 読書感想文 - ジャンル: 小説・文学

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Posted on 2007/11/17 Sat. 01:47    TB: --    CM: --

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